ドクターイエローとは、普通の新幹線と同じ速度で走りながら
・架線電圧の変電関係
・パンタグラフの集電状況やトロリ線の磨耗などといった電車線関係
・ATC軌道回路電流などの信号関係
・列車無線の雑音レベルなどといった信号関係
・レール高低および通い狂いなどといった軌道関係
の検測を行う新幹線で、新幹線電気軌道総合試験車というのが正式名称です。
東海道・山陽新幹線では、
・東海道新幹線開業当時にT1編成(1000形B編成を改造)が、
・T1編成の置き換えとして921・922形T2編成(0系大窓車ベース)が、
・山陽新幹線開業に際し921・922形T3編成(0系小窓車ベース)が、
・T2編成の置き換えとして923形T4編成(700系ベース)が、
・T3編成の置き換えとして923形3000番台T5編成(T4編成ベース)が
デビューしています。
現在はT4編成と、T5編成が落成後の試運転中期間を終え、2編成体制で検測をしています。
T3編成は恐らく解体待ちと思われます(2005年9月現在)。
T1編成とT2編成はすでに解体されています
検測走行ですが、
のぞみの停車する駅のみに停車しながら検測する「のぞみダイヤ」では10日に1往復の割合で走っています。
1日目に東京を出発し、大阪にて数時間滞在後、博多に走っていきます。
2日目は博多を出発し、大阪にて数時間滞在後、東京に走っていきます。
また、東京〜博多間の全駅に停車しながら検測する「こだまダイヤ」では3ヶ月に1往復走っています。
こちらものぞみダイヤと同じ日程で走っていますが、
「こだまダイヤ」では、普段は通過するドクターイエローを間近で見れるチャンスです。
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